【死印~しいん~】 想像したよりも楽しめた!お手軽なホラゲー
※2018年 8月30日~9月12日まで500円※でPS StoreセールでDL販売をしていたので、前々からやってみたかったので購入。
パッケージからして、実に雰囲気があって素晴らしい。
先に言うと、個人的には期待したより面白いホラゲーでしたよ!
ホラーな雰囲気はよく出来てる
物語の内容を簡単な説明をすると。
90年代の東京都H市というのが舞台。
巷の噂話で、変わった痣のような模様がついた人間達が謎の死を遂げる話を耳にします。
そんな中、外を歩いていた主人公は突然、意識が朦朧とし
記憶も混濁してる中、気がつくと見た事もない館の前に立っており、腕には見た事も無い痣がついていた。
館に入ると、何故か喋れる西洋風の人形がおり、自分の腕の痣の事を説明してくれる
それは、自分の死がすぐ近い事を意味する謎の痣シルシという事が発覚する。
その謎の痣シルシは、怪異となんらかの形で接触する事で発生し、怪異を解決する事で痣が消えるというもの。
そして、仲間と協力しながら怪異を突き止めシルシの呪いを解いていく。
物語のキーとなるシルシ。
これがどうにも、有名漫画「ベルセルク」の烙印を思い出す設定。
シルシも烙印も、怪異が近づくと反応するという点もよく似てますが、主人公はあくまで一般人なので、ベルセルクのガッツのように巨大な剣でバッサリと解決とはいきません。
(参考画:ベルセルク「ガッツ」)
心霊系ホラーな雰囲気ではあるのですが、全体的にグロい絵が多いので
怪異の正体も貞子とか伽椰子のような、ザ・Jホラーの幽霊といったデザインではなく。
全体的にクリーチャーとか怪物っぽいデザインが多めで
怖いというより気持ち悪い印象が強く、この辺りは好き嫌いが出そうな所。
物語の怪異の内容も深夜、夜中の学校の鏡では、公衆電話ボックスである事をすると怪異が起こるといった。
どこかで一度は聞いた事のある都市伝説系を題材とした内容。
都市伝説系やオカルトが好きな人には好きな話の展開が多いはずです。
ホラーゲームは過去にも沢山ありますが
その中でも自分が過去にプレイした事のある作品に雰囲気が近いと感じたのが、
かなり昔の作品、「トワイライトシンドローム」っぽい感じと言えば分かる人は分かるかもしれません。
[参考画:トワイライトシンドロームのゲーム画像]
何よりも、雰囲気が良くできてる作品なので、細かな物音など驚かせようとしてきます。
ぜひ、個人的にはヘッドホンなどして没入感を高めてプレイすると更にホラー要素が増してオススメです。
割と色々な要素を取り入れてるシステム面
基本的には文字を読んで進めるゲームですが、色々と内容にメリハリをつける為のシステムが存在してました。
まず簡単にこのゲームの流れを簡単に説明すると
自分以外にも、シルシが現れた人物達が救いを求め館に集まる(ADV)
↓
主人公ともう1人仲間を連れていけて共に、怪異の原因の場所を探索(ADV・DRPGっぽい)
↓
怪異と対峙、浄化または破壊してシルシから開放(コマンド式バトルっぽい)
↓
最初に戻る
を繰り返し、全5章の物語を進めていくのがこのゲームの流れです。
怪異の原因となった場所を探索し、書物やらアイテムを集めて原因を突き止めて行く訳ですが
その探索中に時間制限つきの選択肢を求められる場面もあって結構ヒヤヒヤします。
場合によっては即死亡に繋がる事もあります。
ただ、その為のヒントは割と分かりやすく、よほど内容を流し読みなどしていなければ分かる程度です。
最終的にキーアイテムが揃うと、怪異と対峙する訳なのですが
これがまた結構めずらしい感じで、コマンド選択式バトルっぽい展開に。
入手してきたアイテムを、連れてきたパートナーと連携して発動させるとか
これも間違ったアイテムを選んだりすると死に繋がります。
このゲーム一応ステータス的なものがあって、主人公と仲間に設定されてます。
最初この意味があるのか?と思ったのですが
一部の仲間だとステータスの能力不足なのか、どうなのかはっきりと分かりませんが
どんな事をしても倒す事ができない状況に陥る事も。この辺は少し分かりづらく不親切な所かも。
ただ、ゲームオーバーになっても割とすぐ前からリスタートできるので
もう一度、内容を思い出せば楽に進める程度のゲームです。
その他にも気になった点
あと、このゲーム何か妙にエ◯い絵が多いんですよ。
自分は男性なので普通に嬉しいのですが、これは製作者側も狙った部分でもあるのか
この他にもちょっとだけエ◯チな感じの絵が差し込まれる場面があります。
この辺は、ホラーもの・ゾンビものでエ◯チなお姉さんが登場するのは
今に始まった事ではないので素直に眼福!
ただ物語のボリュームが少ない
ただ1番このゲームの評価に響きそうな所が、素直に少ないゲームのボリュームになるのでしょうか?。
適当にプレイしても大体5~10時間位でクリアできちゃいます。
PSのプラチナトロフィー取得を含めても7時間程度で終わりました。
この辺を、ボリューム不足と感じるか
さっくりとプレイしてクリアできて良いと感じるかで、個人の評価が分かれそうな所。
DLCも1つしか配信されていないので、それでもかなりボリュームは少なめでしょう。
総評
個人的には、色々と少しかゆい所に手が届かない部分はあるけど
PS Storeのセールで500円で購入した事を考えると、十分お釣りがくるほどの作品。
特に難しい場面もなく、内容さえ読んでれば簡単にクリアできてしまうので
誰にでも最後まで出来る難易度。
ただ、フルプライスとなるとボリューム不足は否めないかも。
この辺がこのゲームの評価に大きく繋がったのかなと思います。
傑作までとはいきませんが
単純にホラゲーとして見ても良作・佳作の部類には入るかなと。
今回プレイした機種はPS Vita版でしたが
現在はDLC込みのPS4版とSwitch版の両方も発売してるので、気になった方はどこかの機会でプレイしてみて下さい。
こんな人にオススメしたい・オススメできない
こんな人にオススメしたい
- さっくりとゲームをクリアしたい!
- ホラー系やグロい系が好き!
- ADV系など読み物系のゲームが好き!
こんな人にオススメできない
- ガッツリとしたゲームがしたい!
- グロや怖いのは苦手!
- ADV系、文字を読むのが面倒!
最後に、途中で仲間になる「真下」さんが、何かリヴァイ兵長に見えるんだよなぁ・・・。
う~ん・・・似てない?